格安SIM|昼の速度
格安SIMの昼12時台は、本当に遅くなります。23社の実測では、ドコモ回線の格安SIMの中央値が1.3Mbpsでした。大手が自社回線で出すブランドは37.2Mbpsです。
- 格安SIM
- 1.3Mbpsドコモ回線9社・昼12時台24回の中央値
- 大手のブランド
- 37.2Mbpsahamo・LINEMO等6ブランド・18回の中央値
- 720p動画
- 24回中10回格安SIMで2.5Mbps以上だった回数
実測はショーケースプラス格安SIMの公開データです(2025年7〜10月、iPhone 16e)。場所は品川区・墨田区・川崎市多摩区。中央値と回数はSP1が計算。2026年10月26日確認。
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回線の種類で比べる|昼の差は約29倍
| 種類 | 昼12時台 | 夕方17時台 |
|---|---|---|
| 大手の自社回線ブランド ahamo・LINEMO・ワイモバイル・UQモバイル・povo・楽天モバイル(18回) | 37.2Mbps | 35.3Mbps |
| ドコモ回線の格安SIM IIJmio・mineo・HISモバイル・イオンモバイル等9社(24回) | 1.3Mbps | 6.0Mbps |
格安SIMは、計測元が「ドコモ」と表示した9社です。IIJmio・mineo・HISモバイル・イオンモバイル・BIGLOBEモバイル・エキサイトモバイル・BIC SIM・QTモバイル・カブアンドモバイル。
格安SIMは夕方17時台の6.0Mbpsより、昼12時台の方が遅くなりました。昼休みの1時間が、いちばん混む時間帯です。
大手のブランドは昼も夕方も30Mbps台で、時間帯による差がほとんどありません。
なぜ昼だけ遅い? 帯域を10Mbps単位で借りているから
格安SIM(MVNO)は、ドコモ・au・ソフトバンクの回線を借りて通信を提供しています。借りる量は通信の量ではなく、同時に流せる太さ(帯域)で決まります。
- 帯域は10Mbpsごとの料金ソフトバンクの予測接続料は10Mbpsあたり89,267円です(2025年2月届出)。
- 太くするほど費用が増える昼休みに合わせて帯域を買うと、空いている時間の分まで払うことになります。
- 契約者全員で同じ帯域を分ける利用が集中する昼は、1人あたりの速度が下がります。
業界団体のテレコムサービス協会MVNO委員会は、2025年5月に資料を出しました。会員からは「帯域課金ではなくパケット従量課金」を大手と協議中との声が出ています。今は帯域で払う方式が基本です。
ahamo・LINEMO・ワイモバイルは、大手が自社の回線で提供するブランドです。自社の回線をそのまま使うため、今回の実測でも昼の落ち込みは小さめでした。
会社別の昼12時台|格安SIMは0.65〜7.9Mbps
| ブランド | 昼12時台 | 夕方17時台 |
|---|---|---|
| ワイモバイル | 67.3Mbps | 63.1Mbps |
| ahamo | 57.2Mbps | 45.7Mbps |
| LINEMO | 46.6Mbps | 36.1Mbps |
| UQモバイル | 39.7Mbps | 34.5Mbps |
| povo | 28.3Mbps | 21.9Mbps |
| 楽天モバイル | 26.0Mbps | 16.2Mbps |
| 格安SIM | 昼12時台 | 夕方17時台 |
|---|---|---|
| QTモバイル | 7.9Mbps | 43.0Mbps |
| エキサイトモバイル※ | 5.3Mbps | 8.6Mbps |
| BIC SIM※ | 3.6Mbps | 9.0Mbps |
| カブアンドモバイル | 3.2Mbps | 17.3Mbps |
| イオンモバイル | 3.1Mbps | 5.2Mbps |
| IIJmio | 1.2Mbps | 3.3Mbps |
| BIGLOBEモバイル※ | 1.1Mbps | 10.3Mbps |
| mineo | 0.76Mbps | 2.2Mbps |
| HISモバイル | 0.65Mbps | 8.3Mbps |
※は2か所の平均(墨田区は計測なし)。1回ごとの値は場所でばらつきます。
大手のブランドでも、ahamoは墨田区の昼が1.16Mbpsでした。混み合う場所では大手でも遅くなります。LINEMOも公式ページで「時間帯により速度制御の場合あり」と書いています。
昼に困るかの判定|動画の画質で見る
YouTubeが示す推奨速度を、昼12時台の各回が満たした回数です。
| 画質(推奨速度) | 格安SIM | 大手のブランド |
|---|---|---|
| 360p(0.7Mbps) | 24回中19回 | 18回中18回 |
| 480p(1.1Mbps) | 24回中15回 | 18回中18回 |
| 720p(2.5Mbps) | 24回中10回 | 18回中17回 |
| 1080p(5Mbps) | 24回中6回 | 18回中17回 |
推奨速度はYouTubeヘルプ「YouTube のシステム要件と対応デバイス」の「推奨される持続的な速度」。
- 格安SIMのままでよい人昼は職場や学校のWi-Fiを使う人、昼休みはメッセージと調べ物くらいの人。
- 大手のブランドが向く人昼休みに動画・SNS・地図を使う人、外回りで昼に地図や業務アプリを開く人。
大手のブランドを選ぶなら
ahamoはドコモのプランで、月30GB・5分以内の国内通話無料込みで月2,970円(税込)です。2026年12月1日からは段階制に変わります。40GBまで3,135円、60GBまで4,125円、120GBまで5,115円です。
ソフトバンクの回線なら、オンライン専用のLINEMOと、店舗でも相談できるワイモバイルがあります。今回の実測では、昼の中央値はワイモバイルが67.3Mbps、LINEMOが46.6Mbpsでした。
楽天モバイルも自社の回線で、昼の中央値は26.0Mbpsでした。楽天モバイルの料金を見る
昼が遅くてもよいなら|mineoのマイそく
mineoの「マイそく」は、データ量を気にせず使えるプランです。代わりに月曜〜金曜の12時台だけ最大32kbps(プレミアムは最大200kbps)になります。昼が遅いことを、最初から料金に組み込んでいます。
- スタンダード最大1.5Mbpsで月990円。
- プレミアム最大5Mbpsで月2,200円。
- ライト最大300kbpsで月660円。
- 昼以外の制限3日間で10GB以上使うと、混雑回避のための速度制限があります。
32kbpsは、360pの動画の推奨速度0.7Mbpsにも届きません。音声通話は12時台も使えます。
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容量・通話・店舗で候補を絞るなら格安SIMの選び方|10社を絞るへ。容量を使い切った後の速度は格安SIMの低速モード比較で比べています。乗り換え特典はMNPキャンペーン比較にまとめています。
月内の乗り換えはお早めに
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なぜ月内の乗り換えがお得?
ドコモ・au・ソフトバンクなど多くの会社は、解約した月の料金を日割りせず1か月分まるごと請求します。乗り換え先が開通した日が、今の回線の解約日です。
月末ぎりぎりだと審査やSIMの到着待ちで翌月にずれ込むことがあるので、数日の余裕をもって申し込みましょう。ソフトバンクは締め日が20日の人もいます(My SoftBankで確認)。楽天モバイルは使ったデータ量で料金が決まります。
総務省がルールを見直し中
スマホの買い方ルールが変わる
乗り換えは今の条件のうちに
返却前提の端末の割引と、乗り換え特典の渡し方が見直されます。報道では年内〜年明けにも新ルールが始まる可能性があり、今の条件で乗り換えられるのはそれまでかもしれません。
- 今
- 各社の決め方で返却時の価格(残価)を設定
- 見直し後
- 残価が下がり、月々の負担が増える見通し
- 今
- 乗り換え時にまとめて受け取る
- 見直し後
- 最長1年に分けて渡す形も可能に
いつから? 開始日は未発表です。答申を受けて省令などを改正する段階で、業界では年内〜年明けの開始を見込む声があります。各社がいつ条件を変えるかも未定です。
出典:総務省 専門委員会とりまとめ2026・審議会の答申(9月30日)・ケータイWatch(10月9日)(2026年10月10日確認)。特典目当ての短期解約はおすすめしません。
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