iPhoneの盗難デバイス保護を設定する方法|「常に」と1時間待機の違い

iPhoneの盗難デバイスの保護を紛失前に確認する図解。盾と時計で「常に」の設定と1時間待機の違いを示す。
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iPhoneの「盗難デバイスの保護」は、盗まれた端末のパスコードを相手に知られていても、重要な操作にFace ID・Touch IDや待機時間を求める機能です。iOS 17.3以降に対応し、紛失・盗難の前に有効にしておく必要があります。

まず手元のiPhoneでオンになっているかを確認しましょう。そのうえで、追加の保護を「普段いる場所から離れているとき」に適用するか、「常に」適用するかを選びます。「常に」なら自宅でも保護が働く一方、自分の設定変更にも待機や生体認証が必要になります。

出典:Apple「iPhoneの盗難デバイスの保護について」(2026年10月5日確認)

目次

オンにする前に必要な5つの条件

対応するiOSだけでなく、Apple Accountと端末の認証設定も必要です。次の条件を確認してから保護の設定へ進みます。

  • Apple Accountの2ファクタ認証を使用している。
  • iPhoneにパスコードを設定している。
  • Face IDまたはTouch IDを設定している。
  • 位置情報サービスの「利用頻度の高い場所」を有効にしている。
  • 「探す」を有効にしている。

「利用頻度の高い場所」は、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「システムサービス」から確認します。現行の案内では「利用頻度の高い場所と経路」と表示されます。OSによって項目の表示が異なることがあります。

盗難デバイスの保護が有効な間は、「探す」をオフにできません。位置情報や認証設定を変更する予定がある人は、この制限も把握しておきましょう。

設定を開き、オンと保護する場所を確認する

  1. 「設定」を開き、「Face IDとパスコード」(Touch ID搭載機では「Touch IDとパスコード」)へ進む。
  2. 自分のiPhoneのパスコードを端末上で入力する。
  3. 「盗難デバイスの保護」を開き、オンになっているかを確認する。オフならオンにする。
  4. 同じ画面の「セキュリティ継続が必要」で、適用する場所を確認する。

最初からオンになっている場合もあります。すでにオンなら切り直す必要はありません。画面に項目が見当たらないときは、iOSのバージョンと前の5条件を確認し、端末の表示に合うAppleの手順を参照してください。

追加保護を適用する場所の違い
設定保護と自分の操作への影響
普段いる場所から離れているとき標準の設定。iPhoneが自宅・職場などのよく知っている場所から離れると追加の認証や待機が必要になる。よく知っている場所では通常のパスコードを使える。
常に場所に関係なく追加の保護を適用。自宅や職場でも、対象操作に生体認証が必要になり、重要な設定変更に待機時間が入る。

外出先だけでなく自宅などでも追加の保護を適用したいなら「常に」が選択肢になります。ただし、自分がApple Accountやパスコードを変更する場面でも待つことを含めて選んでください。保護対象の生体認証をパスコードで代用することはできません。

生体認証だけの操作と、1時間待つ操作は別

追加保護の対象には、Face ID・Touch IDで認証する操作と、認証後に待機して再認証する操作があります。「保護をオンにすると、何をしても1時間待つ」という意味ではありません。

追加保護が適用されるときの代表的な操作
操作の例必要になる確認
保存したパスワード・パスキーの利用、Safariの支払い情報の自動入力Face IDまたはTouch ID。パスコードによる代替はできない。
紛失モードの解除、ロックしたアプリを開く、eSIMの設定・転送Face IDまたはTouch ID。対象の生体認証を済ませる必要がある。
Apple Accountのパスワード変更・サインアウト、パスコード変更、保護をオフにする生体認証→原則1時間の待機→もう一度生体認証。場所と保護設定によって適用される。
Apple Payでの購入引き続きiPhoneのパスコードを利用できる。保護をオンにしても、この例外は残る。

Face ID・Touch IDの追加や削除、Apple Accountの重要なセキュリティ設定の更新、「すべての設定をリセット」も待機対象の例です。自分が設定を変更する予定があるときは、先に時間を確保してください。

標準の場所に応じた保護では、iPhoneがよく知っている場所への到着を検出すると、待機が早めに終わる場合があります。毎回きっちり1時間になると保証されたタイマーではありません。新しいiPhoneへ設定を引き継いだ直後は、普段の場所を認識するまで遅れることもあります。

操作区分の出典:Appleの認証・待機時間の説明

売却・譲渡・下取りの前は、解除時間も確保する

iPhoneを売却・譲渡・下取りに出す前には、盗難デバイスの保護をオフにする必要があります。よく知っている場所以外にいるときや「常に」を選んでいる場合、オフにする操作でも待機が必要になります。

店頭へ行ってからすぐ解除できると決めつけず、端末が手元にあるうちに、保護の設定と必要な認証を確認しましょう。自宅なら必ず待機なしになるわけではなく、「常に」の設定や端末の場所の認識も関係します。日常利用の間は、下取りの準備だけを理由に早くから保護を解除しておく必要はありません。

すでに盗まれたときは、保護設定の確認より紛失モードへ

盗難デバイスの保護は事前の備えです。すでに盗まれた場合は、保護を使っていても速やかに「紛失としてマーク」します。別の端末からiCloudの「探す」へサインインし、対象のiPhoneを選んで操作します。この紛失マーク用のサインインでは、確認コードは必要ありません。

  • 盗まれた場合は、紛失モードの連絡先表示に電話番号などを入れない。相手に悪用されるおそれがある。
  • 盗まれた端末を「探す」のリストから削除しない。削除するとアクティベーションロックが解除される。
  • 「見つかった」という連絡を信用して、パスコード・パスワード・認証コードを渡さない。Appleが端末発見の連絡をしてくることはない。

盗難後の注意の出典:Apple「iPhoneまたはiPadが盗まれた場合」

回線の停止やSIM・eSIMの再発行が必要な場合は、スマホ紛失後の回線停止・番号復旧ガイドで、端末の保護と通信会社への連絡を分けて確認できます。

手元にあるうちに、オン・適用場所・解除時の不便を確認

確認を終える目安は、保護がオンになっていること、追加保護を適用する場所を理解していること、重要な設定変更には待機が必要になると分かっていることです。「常に」を選ぶ場合は、自宅でも自分の操作に制限がかかる点を含めて決めましょう。

iPhone全体の設定を見直したい場合は、iPhone・iOSの設定ガイドも参考になります。まずは端末上の保護設定を確認し、画面が手順と違う場合は最新のAppleの案内で確かめてください。

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